【社長の疑問にズバリ回答】WEB集客って結局、何が一番効くの?Q&Aセッション【カチクラ電波 E16】

建築業界の中小企業の社長様にとって、集客のためのWEB戦略は悩みの種です。特に「何から手を付ければ良いのか分からない」「本当に効果のある方法は何か?」という疑問が尽きません。今回は、広告費ゼロで年商5億円を達成し続ける現役社長、稲葉高志氏が、WEB集客に関する素朴な疑問に対して忖度なく率直に答えるQ&Aセッションをお届けします。

このブログ記事は、YouTubeチャンネル「カチクラ電波 中小建築社長のための360°マーケ塾」のエピソード16をもとに、社長様が直面する課題とその解決策を深掘りし、実践に役立つ情報をお伝えします。

目次

はじめに:行動しなければ静かな倒産が待っている現実

前回のエピソード15では、「何もしない」という選択が、知らぬ間に静かな倒産へとつながる厳しい現実を突きつけました。多くの社長様が背筋が凍る思いをしたことでしょう。しかし、この危機感は単なる脅しではなく、稲葉氏が実際に見てきた現実に基づくものです。

そのため、多くの社長様が「今すぐ行動しなければ」と決意を固めていますが、同時に「何をすれば失敗しないのか」という新たな不安も生まれています。行動の前に疑問が生じるのは、本気で変革しようとしている証拠。今回はそうした疑問に一つひとつ答えていきます。

Q1:正直、何から手をつければいいのか全く分かりません。ホームページ?SNS?

この質問は最も多く寄せられるものです。稲葉氏の回答は明快。「ホームページでもSNSでもありません。まずは、魂を込めた一本の高品質なブログ記事を書くことから始めてください。」

多くの社長様はホームページのリニューアルや流行りのSNSに飛びつこうとしますが、それは間違いです。家を建てる時にいきなり内装から考えないのと同じで、WEB集客でもまずは強固な基礎と骨格が必要です。

その基礎とは、顧客の最も深い悩みを誰よりも詳しく、そして親身になって解決する一本の高品質なブログ記事なのです。これが集客の土台となります。

Q2:結局、お金をかければ勝てるのでは?

広告費をかければ集客できると思いがちですが、稲葉氏は「半分は正解で、半分は不正解」と断言します。戦略のない広告費はただの「金の垂れ流し」に過ぎません。

中小企業が取るべき戦略は、広告費という経費に頼るのではなく、「高品質なコンテンツ」という資産を築き上げることです。一度作ったブログ記事は20年以上働き続け、広告費ゼロでも顧客を呼び込む盤石な資産となります。

このような資産構築こそに知恵と情熱を注ぐべきであり、単なる広告費投入に依存することは長期的に見てリスクが大きいのです。

Q3:本当に今から始めても間に合うのでしょうか?ライバルはずっと先を行っています。

この質問に対しても稲葉氏は「全く問題ありません」と力強く答えます。なぜなら、多くのライバル企業は正しく情報発信ができていないからです。

ライバルの多くは、当たり障りのない自己満足的なブログや、ただ綺麗な写真を並べただけのSNSにとどまっています。顧客の本当の悩みに魂を込めて答えている会社は非常に少ないのです。

だからこそ、後発であっても深い情報と誠実さを持って発信すれば大きなチャンスがあります。重要なのは「いつ始めるか」ではなく、「どれだけ深く誠実に発信するか」です。

Q4:ブログは毎日書かないとダメですか?時間もありません。

ブログは毎日書く必要は全くありません。むしろ「毎日書かなければ」という呪縛こそが社長様を挫折に追い込みます。

現代に求められているのは、情報の頻度ではなく「質」と「網羅性」です。毎日300字程度の当たり障りのない記事を投稿するよりも、月に一本でよいので、顧客が抱えるすべての疑問に答える1万字の完成度の高い定番記事を書く方が何百倍も効果的です。

つまり、「質が量を凌駕する」ということです。

Q5:SNSはどのプラットフォームをやれば良いですか?Instagram?TikTok?

流行りのSNSに目を奪われがちですが、地域密着型の建築会社にとってはもっと優先順位の高いプラットフォームがあります。それが「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」です。

お客様が「まるまる市 工務店」と検索したときに最初に表示されるのがこの情報です。ここに会社の基本情報、施工事例の写真、そして何より充実した顧客からのレビューが掲載されていることが重要です。

まずはこの足元の砦を完璧に固めることが先決で、流行のSNSに手を出すのはその後でも全く遅くありません。

Q6:SEO対策って結局何をすれば良いのですか?

SEOは専門的で難しそうに感じますが、本質はとてもシンプルです。社長様は専門用語は一旦忘れてください。

SEOの本質は、「あなたの見込み客が検索するであろう悩みに対し、他のどのサイトよりも分かりやすく詳しく、そして誠実に答えること」です。ただそれだけです。

小手先のテクニックに惑わされず、ひたすら顧客の悩みに向き合うことが最強のSEO対策なのです。

Q&Aセッションを終えて:シンプルに考えて、まずは一歩を踏み出そう

稲葉氏は、たくさんの疑問がシンプルな答えに辿り着くことで、目の前の霧が晴れたような気持ちになると語っています。やるべきことは驚くほどシンプルで、複雑に考えるのをやめてまずは顧客の悩みを一つ紙に書き出すことから始めてみてください。

そして、その悩みに真摯に答える高品質なブログ記事を一本作ること。それがWEB集客の土台となり、長期的な資産となります。

まとめ:中小建築業の社長がWEB集客で成功するためのポイント

  • まずは高品質なブログ記事一本を作ることから始める
    顧客の深い悩みに詳しく誠実に答える記事が基礎
  • 広告費に頼らず、資産となるコンテンツを築く
    長期にわたり集客を支える資産を作ることが戦略の中心
  • 今から始めても全く遅くない
    ライバルの多くは正しい情報発信ができていないためチャンスがある
  • 頻度より質と網羅性が重要
    毎日書くよりも、月1回の長文で顧客の疑問を完璧に解決する記事が効果的
  • Googleビジネスプロフィールをまず完璧に固める
    地域密着型の建築会社にとって最も重要なプラットフォーム
  • SEOの本質は顧客の悩みに最も分かりやすく誠実に答えること
    専門用語に惑わされず、本質を追求すること

よくある質問(FAQ)

Q. ブログ記事はどんな内容を書けば良いですか?

A. 顧客が抱える具体的な悩みや疑問に対して、詳しく丁寧に答える内容が理想です。例えば「リフォーム費用の相場」「工事の流れ」「施工事例の紹介」など、顧客が検索しそうなテーマを深掘りしてください。

Q. SNSは全くやらなくて良いのでしょうか?

A. SNSは集客の補助的役割として有効ですが、まずはGoogleビジネスプロフィールの充実が優先です。SNSはその後、余裕ができてから取り組んでも遅くありません。

Q. 広告は全く不要ですか?

A. 広告費は戦略的に使うなら有効ですが、無計画に投入すると無駄になります。まずはコンテンツ資産を築き、自然流入を増やすことが重要です。

Q. SEO対策は専門業者に任せた方が良いですか?

A. 専門業者に依頼する場合もありますが、最も大切なのは「顧客の悩みに真摯に向き合うこと」。その軸がぶれなければ、専門的なノウハウも活きてきます。

Q. どれくらいの期間で効果が出ますか?

A. コンテンツは長期的な資産なので、即効性は期待しにくいですが、半年から1年で検索流入が増え始め、2年後には安定した集客基盤が築けます。

最後に:次回エピソードの予告と視聴のお願い

次回のエピソード17では、「発信を後回しにし続けた社長の悲劇」と題して、ある街の小さなリフォーム店の静かな終焉をリアルに描きます。今日学んだシンプルな一歩を踏み出せなかった場合に待ち受ける未来を見逃さないためにも、ぜひチャンネル登録と通知設定をオンにしてください。

また、今回の内容をより詳しく復習したい方や社内で共有したい方は、動画概要欄にあるブログ記事のリンクもご活用ください。

「カチクラ電波|中小建築社長のための360°マーケ塾」は、広告費ゼロで一人年商5億円を実現し続ける現役社長・稲葉高志が20年以上にわたり実践してきた知恵を基に、建築業界に特化した情報発信システムを提供しています。あなたの会社の情報発信を根本から変革するサービスにもぜひご興味をお持ちください。

それでは、ナビゲーターの結衣と稲葉高志がお届けしました。また次回、あなたの会社の未来を変える戦場でお会いしましょう!

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